【食べ物で自まつ毛をケア】
自まつげを伸ばす方法と言えば、どんな手段があるでしょう?
まつ毛美容液を使用したり、まつエクやパーマをお休みするのも、まつげの健康を守る手段の1つですが、もっと手軽に日常でできるケアがあります。
それは、まつげに良い食事をすること。
「髪を伸ばすには、海藻類を食べると良い」という話がありますが、まつげを元気にするのに有効な食べ物もたくさんあります。
今回は、食事に取り入れるだけでまつげのケア効果が期待できる食べ物についてお話しさせて頂きます。
●まつ毛のもとになる食べ物
髪の毛やまつげには、「もとになる成分」が存在します。
髪とまつげは太さや長さ、性質などは異なりますが、どちらも「ケラチン」という基本成分がもとになっています。
ケラチンは、18種類のアミノ酸が結合することで構成されているタンパク質の総称。つまり、アミノ酸やタンパク質を含む食べ物こそが、まつげのもとでもあるのです。
おもに肉類や大豆類がそれに該当します。
また、魚類や乳製品などにも、豊富なタンパク質が含まれています。
●まつげのために摂りたい栄養素・食品
「食べるとまつげが濃く長くなる食べ物(=ピンポイントでまつげに影響を与える食べ物)」というものは、残念ながら存在しません。しかし、まつげも体毛であるため、育毛に効果的な栄養素を積極的に摂取することが、すこやかで美しいまつげの保持につながると言えます。以下に、育毛のサポートに効果的とされる、主な栄養素をご紹介します。
(1)L‐シスチン
L‐シスチンに含まれるイオウは、皮膚や体毛、爪の主成分であるタンパク質を作る重要な成分といわれています。毛や爪、肌を健康に保つ効果と、美肌・美白効果、老化や病気から体を守る効果が期待できるとされています。
L‐シスチンを多く含む食品には、牛肉、羊肉、牛乳、鮭、オートミール、小麦粉などがあります。肉類から摂取する場合は、野菜などと組み合わせ、栄養素をバランスよく摂るよう心がけましょう。
(2)メチオニン
必須アミノ酸の一つなので、食事からの摂取が必要です。髪などの体毛を構成するタンパク質のほとんどは、ケラチンで占められています。ケラチンは18種類のアミノ酸から成るのですが、中でもシスチンというアミノ酸が多くの割合を占めます。このシスチンの材料となるのが、メチオニンです。よって、健康な髪を育むために欠かせない栄養素となるのです。育毛効果以外にも、肝機能の向上、アレルギー症状の緩和、うつ症状の改善、老化防止、ヘアケアなどに効果があります。
多く含まれる食品には、鶏肉、牛肉、羊肉、マグロ、かつお、牛乳、チーズ、豆腐、ナッツ類などがあります。
(3)ビオチン
水に溶けやすい水溶性の成分で、アミノ酸や脂質の分解・代謝を助ける働きをしています。体内では肝臓、腎臓、筋肉、乳腺、消化管の順に多く存在します。ビオチン不足になると、アミノ酸からタンパク質をスムーズにつくることができなくなるため、タンパク質を主成分とする体毛や皮膚、粘膜の生成に影響が出てきます。
ビオチンを多く含む食品には、牛レバー、魚介類、ヨーグルト、大豆、卵、ほうれん草などがあります。
(4)亜鉛
ミネラル成分として人間の体内で血液や皮膚、骨、腎臓、肝臓、毛などの細胞に存在しています。毛の主成分であるタンパク質の合成を助けたり、酵素の構成成分となって代謝を助け、皮膚や毛の生え変わりを促進する働きをします。抜け毛を予防する効果のほか、成長促進、二日酔い防止、味覚を正常に保つ効果もあります。
亜鉛が多く含まれる食品には、生牡蠣、カニ、豚レバー、牛乳、納豆などがあります。
亜鉛はミネラルの中でも不足しがちな成分なので、意識的に摂取する必要があります。
(5)ポリアミン
細胞分裂を促進するなど、新陳代謝を正常に行うための重要な役割を担っているため、不足すると細胞の老化が著しくなるといわれています。
ポリアミンが多く含まれる食品には、大豆発酵食品、チーズ、きのこ類、鶏肉などがあります。
●まつげが抜けやすいときに良い食べ物
まつげが抜ける原因はさまざまです。
毛周期で自然と抜ける場合:成長期を終えたまつげが生え変わるために抜け落ちることは、自然現象なので特に気にする必要はありません。
アイメイクやクレンジングによるダメージやストレスで抜ける場合:アイメイクでは特にビューラーは自まつ毛の大敵です。自まつ毛にダメージを与えることにより、自まつ毛が細くなったり、抜け落ちてしまう場合もあります。又、体の代謝が落ちているために抜けやすくなることもあるようです。
もし、代謝が原因でまつげが抜ける場合は、甲状腺ホルモンが低下している可能性も考えられます。
その場合は、海苔やひじき、牡蠣などを食べると良いそうです。これらの食べ物には、ヨウ素が多く含まれているほか、甲状腺ホルモンの分泌をととのえる亜鉛が豊富です。
これらの食品は、単品で食べるより肉や魚と一緒に摂取すると効果がアップ。
ただし、食べすぎないように注意する必要があります。
特に、甲状腺機能低下症の疑いがある場合は、ヨウ素の摂取は控えなければいけません。該当する症状がある方は、医師に相談した上で実行するようにしましょう。
そのほかにも、血行を良くすることで、まつげを抜けにくくしてくれる食べ物も多数あります。
ビタミンAやEを豊富に含んでいる野菜やナッツ類です。
ビタミンAは、人参やほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜に含まれていることが多いようです。
ビタミンEをたくさん含んでいるのは、ナッツ類や玄米、胚芽米など。
また、美肌に良いフルーツとして有名なレモンやオレンジなどの柑橘類は、ビタミンP(ヘスペリジン)を多く含んでいるため、まつげにも有効です。
大切なのは、これらの食品をバランス良く取ることです。
バランス良く取ることによって、身体にもお肌にも良いので一石二鳥ですね♡
「最近、まつげに元気がないかも?」と感じたら、料理の上に海苔をかけるなどするだけでも充分なのです。過剰に摂取することがないように、気軽なケアとして実践してみてください。
バランスのよい食事で必要成分をしっかり摂取し、健康で丈夫なまつげを保つ一助としてください。
ただし、栄養素によっては摂取量の上限があるので、注意してください。
アイリスト:上村
Esthetique&Eyelash &酵素ファスティング salon
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