「まごわやさしい」食事の大切さ
酵素ファスティングの準備食・回復食としてもご案内させて頂いている「まごわやさしい」お食事。
日頃、外食の多い方、添加物の入ったお食事が多い方、動物性のお食事が多い方、胃や腸を休めたい方、体質改善、ダイエットを始めたい方にとってもおすすめなお食事内容です。
決して食事制限ではなく、身体に必要なもの、身体が欲している物を最優先に考えたメニューこそが「まごわやさしい」お食事。
「まごわやさしい食事」とは、杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生が考案した、健康に良い食材の頭文字をとってワンフレーズにしたものです。
有名スポーツ選手やモデル、芸能人の食生活指導をするカリスマ栄養アドバイザー杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生の提案した食事法は、健康に良いとテレビや雑誌などでも紹介され、健康を考える料理のレシピに参考にしている料理家も多いようです。
まごわやさしい食事は、身体に必要な栄養をバランス良く、そして身体に負担をかけずに摂取出来る理想の食事です。
まごわやさしい食事は、元ヤンキースの松井秀喜選手著書不動心でも紹介されています。
有名大リーガーまでも実践している食事法なのです。
食生活を健康的に改善したい!と思った時、一体どうすればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
「カロリー計算をする」
「〇〇がカラダにいいって聞いたからたくさん食べる」
「炭水化物は摂らない方がいい」
カロリー計算、食事制限一切なしの健康食事法、それが「まごわやさしい」お食事です。があります。
これらの食材を見て何か気付かれたでしょうか。
そうなんです!
これらの食材はいわゆる和食(日本型食生活)に使われている食材、つまり私たち日本人が古くから親しんできた食材たちなのです。
和食が無形文化遺産に登録された理由の1つが、健康的な食生活を支える栄養バランスで、その秘訣はこれらの食材なのです。
それぞれの食材に違った栄養素が豊富に含まれています。
「まごわやさしい」食材は、それぞれに含まれている栄養素が違っており、これらを食事の中で組み合わせることで、自然と栄養バランスが出来るようになっている優れものなのです。
「ま・ご・わ・や・さ・し・い」
ま (大豆・小豆などの豆類)タンパク質、マグネシウムの摂取に最適
ご (ゴマ・ナッツ・クルミ・アーモンドなど)不飽和脂肪酸、ビタミンEの摂取に最適
わ (わかめ・昆布・海苔などの海藻類)ヨード、カルシウムの摂取に最適
や (緑黄色野菜・根菜類)ベータカロチン、ビタミンCの摂取に最適
さ (魚(特に青魚)タンパク質、オメガ3脂肪、亜鉛の摂取に最適
し (しいたけ・しめじなどのきのこ類)多糖類、食物繊維の摂取に最適
い (じゃがいも・さつまいもなどイモ類)食物繊維、炭水化物の摂取に最適
ま…豆・大豆製品
大豆は畑の肉と言われるように、良質なたんぱく源です。
機能性成分「イソフラボン」は、女性ホルモンに似たような働きをしてくれ、健康にも美容にも効果的です。
さらには、レシチンやサポニンのように生活習慣病を予防する成分も含まれているスーパーフードなのです。
ご…ゴマ・ナッツ類
ゴマにはセサミンという活性酸素を打ち消す抗酸化成分”ファイトケミカル”が入っています。
常に常備しておくこともおすすめ!
料理の仕上げや天然塩と混ぜてゴマ塩にし、ごはんにふりかけても美味しく頂けます.。
またナッツ類は、ミネラルと食物繊維が豊富に含まれ、身体の調子を整えてくれる作用があります。
クルミは、オメガ3脂肪酸であるαリノレン酸をナッツ類で1番多く含み、脳の活性化、働きアップに貢献してくれます。
わ…わかめ・海藻類
わかめ・昆布・ひじき・海苔など海藻は、海の豊かなミネラルを吸収して育っています。
ミネラルは身体を形作る材料となり、身体のさまざまな働きをサポートしてくれます。
また、水溶性食物繊維も豊富で、食後の血糖値上昇を抑え、余分なコレステロールを体外に出す働きもあります。
や…野菜・根菜類
野菜は言わずと知れたビタミンの宝庫です。
特に緑黄色野菜と呼ばれる野菜には、皮膚や粘膜を正常に保ち、抗酸化作用もあるビタミンAが特に豊富です。
特に旬な野菜は栄養価も高く、いろんな色の野菜を選んで偏りなく食べることを心掛けましょう。
さ・・・魚(主に小魚・青魚)
魚はたんぱく質に加え、不足しがちな良質の油を多く摂ることが出来ます。
オメガ3に分類される脂質である”EPA”や”DHA”は、血液をサラサラにし、特にDHAは脳の働きを良くすることでも知られています。
しらすやじゃこを常備しておくと、さっと和え物に散らしたり、ごはんのお供にも最適です。
し…きのこ類
しいたけ・まいたけ・えのき・しめじなどのきのこ類はどれも低カロリーなのも魅力的です。
カルシウムの吸収を助け、骨への定着を助けるビタミンDや便通を良くする食物繊維も多く含んでいます。
い…イモ類
じゃがいも・さつまいも・里芋・長芋などのイモ類には、皮膚や血管を若々しく保ち、免疫力を維持する働きのあるビタミンCが多く含まれています。
食物繊維も豊富で便秘の予防、便秘改善にも効果があります。
またイモ類は糖質を多く含むので、摂り過ぎ、糖質過多にならないようにだけ気を付けましょう。
上記で述べさせて頂いたように「まごわやさしい」食材をまんべんなく普段の食事の中に組み込むことで、自然と身体に良い食事に早変わりします。
特に「ご(ゴマ・ナッツ類)」「わ(海藻類)」「さ(魚)」は、食べる頻度が少なくなりがちな食材なので、出来るだけ意識して摂るように心掛けましょう。
そして、「まごわやさしい」を手軽に補えるのが”お味噌汁”です!
お味噌は大豆製品なので、「ま」はOK、そして具材に海藻や野菜などを入れると、一気に食材の幅が広がります。
和食との相性も最も良い「まごわやさしい」食事。
是非、摂り入れてみて下さい。